Q.今後の、咬合器を用いた治療法や、新しい展開や方向性などを教えてください

Q.今後の、咬合器を用いた治療法や、新しい展開や方向性などを教えていただければと思います。

A.最初に、咬合器の必要性について考えてみたいと思います。

咬合器は通常、補綴物を製作するためと思われている方がほとんどです。
ということは、チェアーサイドで咬合器が使われることは極めて少ないということが言えると思います。

現在、最善の治療を実施しようとする場合、インフォームドコンセントを行い、信頼関係を結び、診査、診断、診療計画を提示の後、診療に入っていきます。

その際に必要なツールとして『咬合器』が必要になってきます。

スタディーモデルを咬合器に付着し、現在どの様な欠損形態であるか、噛み合わせの状態はどうなっているのか、噛み合わせが顎関節にどの様に影響しているのか?などを説明し、今後の治療の方向性を説明していく必要があります。

これまでは一般には保険診療を核として診療を行って来たが、保険診療の限界を感じ、自由診療を行い最善の治療を提供していきたいと考えた場合には、確実に患者さんとの信頼関係を構築していく必要があります。このような時に、咬合器は大きな役目をするツールとなります。

さらに理想的な修復物を製作する場合にも、少なくも人間の頭蓋と同じ大きさで、確実な中心位の再現ができ、少なくも平均値での動きが再現できる咬合器が必要になってきます。

今年3月にドイツで開催された世界最大のデンタルショーIDSに参加しました。

IDS
今年はCAD/CAMが多く出展されていました。

カボ社から出展されていた将来を予想するシステムが発表されていました。

支台形成された歯列を印象し、フェースボウトランスファーを行って咬合器に付着した後、歯型を3次元的にレーザー計測を行い、これを元に患者様から得られた顎運動測定器(ディグマⅡ)から得られたデータを基本にしクラウンの設計(CAD)を行います。


さらに対合歯の計測を同時に行い、咬合関係の再現を行うというものです。
まさに顎運動のデータを元に、咬合面の再現が可能となりました。

その後、設計を元に5軸の切削器械により補綴物を再現(CAM)するというもので、今後の技工の未来を示すものでした。

現在の日本では補綴物の質が下がりっぱなしですが、良質な補綴物を実施し顎口腔系を護ることができる治療を行うためには咬合の知識と咬合器が必要となるでしょう。



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