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Q:コーヌスクローネの支持コーヌス、維持コーヌスはどのように使い分ければいいのでしょうか?

Q.コーヌスクローネの支持コーヌス、維持コーヌスはどのように使い分ければいいのでしょうか?
A.ハフトコーヌス(支持コーヌス)とシュトゥットコーヌス(維持コーヌス)という、目的に応じたコーヌスクローネがあります。

維持力をとくに重視するコーヌスクローネと、咬合面にかかる咬合力に対応させるコーヌスクローネというように、目的を変えて使う事も必要です。

私は、作業の単純さ、誤差を防止すること、作業能率の面からできれば6度に統一することを原則にしていますが、前歯と臼歯に植立方向の差が大きい場合や、維持歯の傾斜が強い場合はこの限りではありません。

無理に6度に統一しようとした場合、ネガティブヴィンケル(アンダーカット)が生じ清掃性に問題が出てしまうからです。

また、骨植状態から考えてどうしても負担をかけたくない歯は、8度なり10度にすることもあります。しかし、その場合、維持力は期待できませんので、他に維持歯があるときに限ります。

天然歯とインプラントの上部構造にコーヌスクローネを用いる場合、天然歯は維持コーヌス、インプラントを支持コーヌスにして、維持力調整をすることで、用いる事も可能だと思います。

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先日開催された『パーシャルデンチャーテレスコープシステム実習コース』でもこのあたり、詳しくお伝えさせていただきました。
コナトアがこの時、非常に大切になるので、必ず使うようにしていただきたいと思います!

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