Q.新型コロナウィルス感染症の死因において、口腔内細菌による誤嚥性肺炎と関係するのでしょうか?

Q.新型コロナウィルス感染症の死因において、口腔内細菌による誤嚥性肺炎と関係するのでしょうか?

A.現在COVID-19(新型コロナウィルス)が世界中で猛威を振るっています。まさに人類とウイルスの戦争が起きているといっても過言ではありません。

我々はこのウイルスに打ち勝たなければなりません。しかし過去に経験したことがないまったく新しいウイルスのため予防法や治療法がないのです。

政府は「密閉」「密着」「密接」の三つの密を避けるよう国民に呼びかけており、感染率を抑えるために、人と人の接触を普段の80%減らすようにと国民に訴えています。

ここまで来たからには我々も必死に協力しなければなりません。そのためにはできる限り人の集まりを避ける必要があります。

オリンピックは来年に延期され、国内の大きな学会も続々と延期されたり中止になったりしています。

タレントである志村けんさんがコロナによる重篤な肺炎に罹患してお亡くなりになりました。顎関節症の治療においての「アイーン体操」が賛否両論で話題になっている最中でした。

高齢者の肺炎は死因の上位となっており、コロナウイルスに感染すると「死」の危険にさらされます。特に高血圧、糖尿病、心疾患などの基礎疾患がある人にとっては致命傷になる割合が高くなりますので特に注意が必要です。

肺炎において、歯科医師にとって関係するのは誤嚥性肺炎です。

高齢者になると食べこぼしやむせるなどの嚥下機能が低下し、食べ物を誤嚥しやすくなります。

通常食物は口から入り、咀嚼を行い食塊とし、咽頭に送りこみ、食道から胃に入りますが、この機能がうまく行われず誤って気管に入ってしまいます。その結果口腔内細菌が原因となり、肺炎をに引き起こしてしまいます



口腔内には様々な細菌すなわち口腔常在菌が存在し、それが原因となり誤嚥性肺炎の原因となります。特に口腔内を不潔にしたり、義歯が不潔になり細菌が繫殖し、その唾液を飲み込むことにより、誤って気管に入り肺炎になることもあります。

いわゆる「誤嚥性肺炎」です。口腔内を不潔にすることにより夜間にマイクロアスピレーションといわれる現象で口腔内細菌が繁殖しそれを飲み込む結果肺炎を惹起してしまうことが知られています。

新型コロナウイルス感染による肺炎は直接鼻腔や口腔から気道に入り肺炎を起こし、口腔内細菌が引き金となり重症化、死に至らしめます。

したがって予防するためにはウイルスを体内に取り込まないようにすることが大切です。

また、口呼吸は、口の中の細菌で汚れた唾液や食物を気管へ吸引してしまう原因ともなります。

この度の新型コロナウィルスの感染予防にも口ではなく鼻で呼吸することが非常に効果的です。

鼻呼吸をしていれば、鼻粘膜にウイルスが付着して、ウイルスの肺への侵入を防ぐことができます。

このウイルスは空気感染ではなく飛沫感染ですから、ただ歩いているだけでは感染しません。密封された空間で咳をしたり、大きな声での会話により、唾液の飛沫が飛び散り、それを吸い込んだり、付着することにより鼻腔や口から気管に入り、37.5度以上の熱が続き、2週間の潜伏期間を経過し、重篤な肺炎を引き起こします。

しかし、問題は感染していても何の症状もなく経過してしまうことがあることです。感染すれば保菌者となり、他に感染させてしまうことがあるからです。

したがって誰が保菌者か判別がつかない事です。これを防止するためには前出の三密を守ることです。またマスクの着用が叫ばれていますが、正しい使い方をしなければなりません。



マスクは空気中の汚れや会話の飛沫を防止するものです。エアコンのフィルターと同じで汚いものです。何回もの使用には耐えることは出来ません。

外してポケットにしまうことはNGです。使用済みのマスクはビニール袋などに入れてから捨てるようにしてください。

国や都は不要不急な外出を避け、家で過ごすことを指導しています。

国難ともいえることだと思いますが、一人一人の意識が大切です。しばらく我慢し、このチャンスに部屋の片付けや掃除、普段思っていることを実現していきましょう。

また、鼻呼吸と、新型コロナウィルスに対しての効果については次回続きをお伝えして参りたいと思います。

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