IPSG会員インタビュー:福永朋美先生(福永歯科医院 院長)

福永朋美先生 福永朋美先生

IPSGで学んで
卒後間もなくIPSGの門を叩き13年が経ちました。
入会当時、咬合器が一体何なのか分からぬ者が、IPSGと関わりどのように変わるのか、紹介できればうれしいです。

生温く勉強していた私に歯科医師最大のピンチが訪れたのは、開業して間もなくのことでした。

品の良い80代のご婦人より、総義歯の新製の依頼がありました。

患者様は、新製後一年に渡り、車いすをお手伝いさんに押してもらい調整に通院しましたが、改善してあげることはできませんでした。

私は、この方が、今までにどの位義歯のことで悩まれていか知っていました。

他の歯科医院で「これ以上はできません。」と追い返されたことや、数々の旧義歯を見ると、今さら、自分にはできないなどと、とても言えるはずもありません。

困った私の頭に浮かぶのは、稲葉先生のみでした。
由里子先生に相談すると、「父に連絡してみる!」と、いつもの行動力の速さと優しさのお蔭で稲葉先生にアッと言う間に総義歯を入れてもらうことができました。

顎関節症でもあった患者様でしたが調整も2回で終わりました。
製作過程では、毎回稲葉先生にぴったり張り付き見学させて頂きました。
配列も見たいと恐る恐るリクエストしました。

祭日の早朝、本当に先生自身が配列するのかと半信半疑で診療室を訪ねると、そこには黙々と人工歯配列をする先生の姿が。

今思えば、技工士さんに頼めば、私達のために祭日を無駄にすることもなかったはずです。

そして技工室でボソッと、「困っている患者さんを助けてあげれなくては歯科医師じゃないよ、でもそれにはたくさん勉強が必要なんだよ。」と。
稲葉先生の行動と言葉は、私の胸に深く突き刺さりました。

それ以来、私の尻には火がつきました。
幸いIPSGには、知識や経験が豊富で臨床力にも優れた先生や技工士さんが沢山いらっしゃいます。

稲葉先生をはじめ、その方々に、何から何までご指導いただき、やっとのことで義歯を自分で配列する位にまでたどり着きました。

歯科医師をやめたいな、と思っていた私が歯科医師になって良かったと思えたのもIPSGにいたからだと思います。
IPSGで学ぶことは、かなりの近道だと思います。

今月、90歳になったこの患者様に数年ぶりに再会しました。
会って第一声、「何度も入退院を繰り返しお迎えが来そうになったけど、何とかこの入れ歯のお蔭で生きてるわ!先生ありがとう。」と涙を浮かべておりました。

お口の中には稲葉先生に作っていただいた無調整の総義歯が、しっかり機能していることが一目で分かりました。

稲葉先生のような歯科医師を目指し、歯科医師を辞めるその日まで楽しく仕事ができるよう、IPSGで学び続けて行きたいです。

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福永先生は、お二人の小さなお子様の子育てをしながら、開業をされています。

とても可愛らしく、柔らかい雰囲気のなかにも、芯が強く勉強にも大変熱心でいらっしゃいます。
VIP会員の中ではアイドル的存在の福永先生、先生がいらっしゃると、場も和みます。

きっと、患者様に対してもそのように接してらっしゃると思うので、ファンも多いのでは(^_^)
本当に素晴らしいコメントをいただき、ありがとうございました♪
(稲葉由里子)

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