IPSG会員インタビュー:福永秀一先生(羽生総合病院 歯科口腔外科)

福永秀一先生 福永秀一先生

①IPSGで学ぶ前
大学で臨床実習を回る頃から、私の中では、口腔外科を勉強したい気持ちで一杯でした。

口腔外科を学ぶことは、人にはできないことが自分にはできるんだという優越感がありました。

当時の自分には、大学がすべてで、そこで最高のことを学ぶことができると信じており、大学の外で何かを学ぶということを考える術はありませんでした。

補綴を勉強しようと思ったのは、40歳をすぎてからで、自費でインプラント補綴を行うにあたって、咬合を知らずに治療を行うことに不安がありました。

また、ストローマンの研究会において、SJCDで学ぶ同級生の補綴臨床の講演内容が良く理解できなかったこともきっかけの1つです。

そして、IPSGですでに勉強していた妻が、顎関節症の治療法として「稲葉先生の臨床がすごいから学んでみては」との勧めで、平成22年に最初に咬合治療のセミナーを受講しました。


②IPSGで学んで変わったこと
フェイスボートランスファー、中心位の咬合採得を行い、咬合器を手にして患者さんに説明をしたり、自費のコンサルテーションをするなど、診療の取り組み方が一変しました。

咬合を学ぶことによって、患者さんの口の中で起こっている原因と結果が、手に取るように分かるようになりました。

昨年の学術大会で発表させていただいたように、顎関節症患者への治療法として、原因を解決できる咬合治療を取り入れるようになりました。

顎関節症Ⅰ型、Ⅱ型を患っていた自分の患者さんに対し、咬合調整法を用い、長くスプリントを使用して経過をみていたところ、スプリントなしで快適な生活ができるまでに改善しました。

患者さんの表情、姿勢、自他覚症状のドラマチックな変化を実体験して、咬合治療の魅力にとりつかれていきました。

IPSGの臨床は、顎関節を常に意識しているため、口腔外科医である私の臨床にも直接役立つものです。

顎関節症の患者さんを、スプリント療法による対症療法から、咬合治療ができれば原因療法で解決を図ることが出来ます。

歯が多い人は、咬合調整で、歯が少ない人は、正統派テレスコープ義歯で、歯がない人は、上下顎同時印象による究極の総義歯で・・・というように、自分の引き出しが広がっていきます。


③稲葉先生について
先生のすごいところは、常に世界の潮流をみつめているところです。

若い頃より、世界に飛び出し、最高の知識と技術を求めて世界中の有名な歯科医師から、直接教えを受けています。

そのおかげで私達会員も、世界最高峰の先生オリジナリティーあふれる臨床を身近に体現できます。

私が、IPSGで学び続けていく理由は、人にはできないことが自分にはできるという優越感からかもしれません。

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