IPSG会員インタビュー:奥山千恵先生(湘南歯科医院 院長)

①IPSGで学ぶ前
個々の歯をどう治すかだけしか見えておらず、行き詰まっていました。

IPSGで学んでみて、以前から治療計画は立てているつもりでしたが、今になってみると、単に治療の順番の組み立てをしているに過ぎませんでした。

今は、治療を一口腔単位で考え、治療の数年後も見据えて、その時のリカバリーを考えての治療計画を立てるようになりました。


②IPSGを15年近く続けて思うこと
IPSGに入った当初の私は、治療の一つ一つの技術だけ勉強すれば、良い歯科医師になれると思っていました。
歯科医療を行う上で一番重要なベースがなかったように思います。

そのため、どこに基準を置いたらよいのか分からないまま治療計画を立て、治療に行き詰まっていました。
私自身が到着地が決まっていないままに出航し、彷徨う舟だったのかもしれません。

初めて稲葉先生に治療計画の立案を相談した時は、咬合器に付着していない模型を持って行きました。

その時、先生に「ひとまず治療が上顎だけとか、下顎だけとかそんなんじゃ駄目だ。」と言われましたが、その時は意味がよく理解できませんでした。

それから、講義を繰り返し聞き始め2~3年してからでしょうか。
稲葉先生の咬合理論が聞く度にじわじわと理解できるようになっていきました。
この頃、大学病院での聴講生にしていただききました。

実際の治療を見学し始めたある日、下顎頭骨折し、その後、下顎頭が関節窩外で骨癒着して顎関節が脱臼したのと同じ状態で、お困りの患者様が先生のところへ来院されました。

先生は、「咬合の理論から、こうやって治します。」と説明をしてから、その通りに治療をして、その日の内に顎位を安定させ、噛めるように治してしまいました。

その患者様は、「事故後、10年振りに噛めるようになりました。」と、とても喜んでいました。

その、理論に基づいた治療は、びっくりするほどすごく、私は衝撃を受けました。

それから、ますます学ぶことが楽しくなり、学んだ分だけ臨床に生かせるようになり、気がつけば臨床で悩むことが減っていました。
IPSGで教わる理論はシンプルですが、理解するのには時間が必要でした。

繰り返し学ぶことで医療のベースを作れたことが、今は私の宝物になっています。

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奥山先生は、VIP会員として、大変熱心に勉強をされていて、女性では数少ないテレスコープシステムの技術をお持ちの先生です。
IPSGの講義を繰り返し何度も聞かれています。

それが、今では奥山先生の宝物になっていると感想をいただき、本当にうれしく思いました。
素敵なコメントをありがとうございました(^_^)
(稲葉由里子)

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