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坂田純一先生

坂田純一先生
(さかた歯科医院)

咬合認定医コースを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

テレスコープ義歯を勉強するために1Dayセミナー受講した事が私とIPSGの最初の出会いでした。

多少の知識を準備して何気なく受講したのですが、その奥深さと複雑さに衝撃を覚えたのは今でも忘れられません。

その後もテレスコープ義歯の単発コースを中心にIPSG講習会を受講しましたが、その当時の自分の力量では及ばない高いハードルがあること、そして補綴治療とは「咬合」「顎関節」も含めて包括的に学習しなければ成功しないものであることを実感しました。

稲葉先生や講師の諸先生にも暖かく歓迎され、遠く北海道からでも認定医コースを受講する決心するに至りました。

咬合認定医を受講して一番、印象残っているコースはありますか?また、それはなぜ、印象に残っていますか。

一番は顎関節の実習コースです。今まで顎関節症患者には治療用プレートを装着するだけで、有効な治療法は見出だせていませんでした。

顎関節は一般開業歯科医師にとってはブラックボックスのような存在です。

このコースでは基礎知識から診査診断及び治療に至るまでの過程を実習を交えて教えていただいた事が非常にありがたいです。

私自身が顎関節症患者であり、実習中に患者としてデモンストレーションで、稲葉先生に診断と咬合調整をしていただいて症状が改善した状態を体験できたことが大きな収穫となりました。

咬合認定医の講師陣の印象はいかがでしたでしょうか?

稲葉先生を中心に高度な知識と経験を持っておられる諸先生が未経験な受講生の目線に立って親切丁寧に教えて頂けた事が有難いです。

第8回咬合認定医コースでの『症例フォローアップ』に関して教えてください。

症例発表は5月から開始される講習会で学んだ事を実際に自分の診療室に持ち帰り実践し一つの症例を作り上げるという作業で、問診からはじまり写真撮影を含む口腔内及び全身所見、エックス線写真データなど資料収集を行い、診断により導き出された治療の過程、結果、考察までをまとめ上げ翌年1月に発表するという高度な作業の上に成り立つものです。

受講生にとって講習内容の理解力の度合いが明確に現れるため、とても緊張しました。幸運にも私は一つの症例を作り上げることができ、稲葉先生に自分の至らぬ点を指摘していただいて、自分の実力と今後の課題を教えていただいて、さらにステップアップすべき点が明らかになりました。

咬合認定医を受講された今、具体的にどのような形で学びが活かされていますか。

今は自信を持って自費補綴治療を患者に勧める事ができるようになりました。

当初の目的であったテレスコープ義歯を勧める時にも最初に咬合の診査を行い、最適と考えられる治療のゴールを患者に提示することにより信頼を獲得する事を心掛けています。

顎関節症の治療にも咬合調整法を導入し試行錯誤しながら実践しています。

今後、咬合認定医コースで学ぼう、あるいは検討されている先生方にメッセージをお願いします。

「咬合」は適切な歯科治療を行うためには必ず関わってくるテーマと考えます。

その神髄を日常診療に繋げた形で習得するためにはIPSGの咬合認定医コースは最適と思われます。

「本物」を勉強したい先生には是非受講することをお勧めします。

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