IPSG会員インタビュー:嶋倉史剛先生(あらやしき歯科医院)

嶋倉史剛先生
嶋倉史剛先生


①IPSGに入会したきっかけ

私は大学卒業後、明海大学の歯周病学講座で学んでいました。

ある日、大学病院の研修で、日本歯科大学高齢者歯科学講座教授、稲葉 繁先生の講義を受けました。

ドイツと日本の保険制度の違いから始まり、テレスコープシステムの話。そして咬合の話になりました。

内容はどれも衝撃的で、特に、悩んでいた咬合に関しては“真っ暗な闇の中で遠くに小さな光が見えたような感覚”になりました。

『まずは、保険か自費かに囚われることなく、その人にとって最善の医療は何か?を常に考えなさい』

『常に最善の医療を提供できるように勉強しなさい』

さらには

『咬合こそが“歯科医が診るべきもの・歯科医師だけに解るもの”なのに、世の中のほとんどの歯科医が咬合学を“難しそうだ・わかりにくい”という理由で避けてしまっている。多くの歯医者は破壊者になっている』

という講義を聴いて、その当時感じていた治療への不安や恐怖を端的に言い表してくださったことにとても驚き「稲葉先生の元で真剣に学びたい」と強く思いました。

あれから15 年以上経ちますが、今でも昨日のことのように思い返します。


②IPSGで学ぶ前

歯周病科で一年を過ごした頃に感じていたのは「過去に治療経験のある歯ばかり、極端な骨吸収により歯周病が進行している。

治療経験のない歯の骨はほとんど悪くなっていない。

つまり、修復や補綴等の治療行為で異常な咬合にしてしまった歯科医によって病気が作られ、進行してしまっている」という感覚でした。

そして、自分は目先の症状の改善はできているが、長期的な視点では他の歯科医と同じように壊してしまっているのではないか?と思い、急に治療するのが怖くてたまらなくなりました。

正しい咬合がどういうものか?全くわからなかったのです・・・。


③IPSGで学んだあと

咬合が歯科医療の基本で、歯周病だけでなく顎関節症や補綴の予後を左右することを理解しました。

わかりやすく咬合を学び(実践できるようになるまでにはかなりの訓練が必要でしたが)自信を持って歯周病治療、顎関節症治療やテレスコープシステムを行えるようになりました。

なにより、治療後の患者さんの明るい喜びの表情によって、毎日が充実した楽しい歯科医師人生になりました。


④稲葉先生について

IPSG入会当初、歯周病学講座の仕事で顎咬合学会の学会発表を行う機会がありました。

学会発表の事など稲葉先生にお伝えしていなかったにもかかわらず、IPSGに入会したばっかりにもかかわらず、他大学の教授にもかかわらず、私の発表を聴きに来てくださいました。

本当に感動して、うれしくて、メチャクチャ緊張したことを覚えています。

稲葉先生は、常に誰に対しても、気にかけてくれて、言葉を掛けてくれて、臨床から日常の事までどんなことでも、難しいことを易しく・やさしいことを楽しく、教えてくれます。

優しくて心の広い素敵な先生で、人としても私の目標です。


⑤IPSGで学ぶ先生へメッセージ

私は、フェイスボウトランスファーと咬合器を駆使して、機能的で長持ちする最善の治療を目指して日々の臨床に臨んでいます。

IPSGでは、30年以上有効な治療を目の前で見せてもらいながら、学ぶことができます。

そして、仕事が益々楽しいものになると思います。

一緒に学ぶことが出来たらうれしいです。


⑥稲葉由里子先生よりメッセージ

嶋倉先生は穏やかに見えて強い芯が通った先生だと思います。

明海大学の先生方から大変人望が厚く、沢山の先生をIPSGに紹介していただきました。

IPSGの会員で明海大学の先生が沢山いらっしゃるのも嶋倉先生のおかげだと思っております。本当にありがとうございます。

顎咬合学会、学術大会などで素晴らしい発表を沢山されていらっしゃいます。今後は、IPSGの講師としても活躍していただけたら嬉しいです!

みんなの目標としてこれからのご活躍をお祈りしております。


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