IPSG会員インタビュー:石川太一先生(Weber dental labor GmbH)

石川太一先生
■歯科技工士紹介
Weber dental labor GmbH
石川太一(42)

カナダ・カルガリーの歯科技工所での経験を経て、技工所開設当初より当技工所にて勤務。技工士歴15年。

趣味は、散歩、旅行、ツーリング、登山、格闘技観戦、料理。


インタビュー内容

職人的な仕事への憧れと
“歯科技工士”という職業との出会い

大学卒業後は印刷会社に就職したのですが、違和感を持ちながら仕事をする日々が続きました。そんな時に思い出したのが、子供のころに通っていた歯医者さんのこと。町内でも評判の歯科技工士がいて人気の歯医者だったんです。

母親が『あそこの技工士はうまい』としょっちゅう話していて、『あぁ、そういう仕事があるのか…』と。それが、ずっと頭に残っていたんです。加えて、私は昔から物作りが好きで、職人的な仕事に憧れもあったので、歯科技工士の道を目指そうと決めました。


歯科技工士の道へ入り、
営業を通じて先生とのコミュニケーションを学ぶ

“自分の口に合う義歯が欲しい”そんな患者様の思いに、私たち歯科技工士は、早く正確に義歯を作ることで応えなければなりません。私は“差し歯”を専門に作っていました。シンプルな 義歯1本なら、半年ほどで作れるようになるんですが、かみ合わせに問題がある場合などの複雑な義歯を作るには、10年はかかります。

技術を習得するためには、多くの経験を積まなければなりません。早く一人前になりたかった私は、自分で“営業回り”をしました。近隣の歯科医を調べて、自分が作った見本を持って訪ね歩いて…。

歯科技工士の道へ入り、営業を通じて先生とのコミュニケーションを学ぶ

営業は歯科技工士にとって珍しいことではないんですよ。初めての訪問営業のときは、さすがに緊張しましたけどね(笑)

忙しい先生方に、なんとかアポイントを取って会っていただけたら、自分の得意な技術を必死でアピールするんです。大変でしたが、先生方とのコミュニケーションの取り方は随分勉強することができました。


歯科技工士としてステップアップするため海外へ

歯科技工所に就職してから5年、技術を身に付けるにつれ“海外で技術を学びたい”と強く思うようにな りました。インターネットで受け入れ先を探したら、3か月くらいで見つかったんです。カナダのカルガリーにある、日本人が経営する歯科技工所で33歳の時から2年間、学びました。

カナダでは義歯に健康保険が適用されないんです。すべて実費だから、とても高価。だから技術者の間には、 その価値に見合ったものを作らなければという意識がすごく高くあるんです。

歯科技工士として ステップアップするため海外へ

もう一つ、日本と違うことがあって…。それは、患者様の口に触れることができるということ。日本では歯科医師でなければ患部に触れられませんよね。歯の治療は高価ですから、少しでも“納得したもの”を作ろうと、患者様自ら技工所を訪ねて来てくれるんです。

患者様の口の状態を直接確認できる上に、日本の5倍以上の時間をかけて、じっくり良いものを作らせてもらえました。
とても充実した日々でしたね。


日本の歯科技工所で新しいことにチャレンジ

カナダで得た経験と知識を生かして、日本で新しいことに挑戦しようと帰国しました。その後、かつての職場の先輩から『独立して新たに興した歯科技工所を手伝ってほしい』とお声がけいただいて。

先輩は“入れ歯”専門でした。差し歯専門だった自分にとって、カナダの経験を生かしつつも新しい技術を身に付けるチャンスだと思い、お世話になることにしました。

日本の歯科技工所で新しいことにチャレンジ

ここから5年間入れ歯製作の経験を積み、ご縁があって、2016 年の4月からは現在の「Weber dental labor GmbH」(以下、WDL)で勤務しています。歯科医療の世界最先端である、ドイツの技術と機材を使う、日本では稀有な歯科技工所なんですよ。そこで自分が今まで培ってきたものがどれくらい通用するか、試してみようと思ったんです。

「WDL」の最大の特徴は、“歯科の最先端”を走るドイツから機材や技術を持ち込んでいることです。今まで見たこともない技術もあり、先生からいろいろと教えてもらっています。義歯の構造も違います。日本に入ってきていない技術はまだたくさんあります。

「WDL」はそういった技術を取り込んでいこうという意欲がとても強い。僕はそれについていきたいし、 技術で応えていきたいんです。



石川太一から歯科医師・技工士の方へメッセージ

歯科医師・技工士の方へメッセージ
「WDL」の強みは、歯科医療に関するすべての面で最先端を走っていることです。技工所としての労働環境はもちろん、技工物を製作する上での材料、機材はトップクラスのクオリティーを備えています。

またそれ以上に、高い志と哲学を持たれた歯科医師の先生方と、その意思を具現化する為に高度な技術と知識を持った歯科技工士、そして患者様とが三位一体となって治療を進めていくという点で、患者様にとってこれほど充実した治療環境はないと思います。 今後も、テレスコープシステム専門技工所として、最高品質の技工物を提供していきたいと思っています。



「Weber dental labor」を利用するメリット

Weber dental labor 代表 稲葉由里子先生からのメッセージ
①テレスコープを専門とした歯科技工士に技工依頼ができる「WDL」はテレスコープを専門にした歯科技工所です。オーダーメイドで患者様のためを思い、技工物を製作します。

②入れ歯製作中の各ステップでサポートを受けることが可能製作中の疑問点や不明点など、特殊技術ならではの問題を、先生とともに、業務の中で解決していきます。

③稲葉繁先生のチェックを受けることができる
顧問であるIPSG代表の稲葉繁先生に、技工物のチェックを受け、精度を高めることができます。



Weber dental labor 代表
稲葉由里子先生からのメッセージ

稲葉由里子先生からのメッセージ
テレスコープシステムにおける歯科治療は、半分は歯科医師、半分は歯科技工士によって作り上げられます。

技工士はドクターのためだけに仕事をしているのではなく、患者様のために仕事をしています。患者様の笑顔のために一生懸命頑張っているのは、どちらも同じです。お互いがパートナーとして、一心同体となり最善の治療を提供することができたら素晴らしいと思いませんか?

どちらが上でも下でもありません。患者様が一番良くなるように、一緒に協力していくことです。また、石川さんは、スマホで読めるマガジン「週刊ジョージア」内の人気企画、ワーカーズ・ドキュメンタリー「働キング」にもインタビューが掲載されました。これにより、一般の方、患者様にも歯科技工士という仕事を知っていただくことができたと思います。

歯科技工士の存在は、患者様に安心感を抱いていただき信頼感を得ることにも繋がるので、手に手を取り一緒に頑張って行くことができればと思います。

⇒Weber dental laborのサイトはこちら

カテゴリー: ブログ   パーマリンク
ȋZH Weber dental labor