’18 4/14,15(土,日)『顎関節症ライブ実習コース ~咬合からのアプローチ~』開催されました①

こんにちは。
Weber dental labor 稲葉由里子です。

2018年「顎関節症ライブ実習コース」が4/14.15に開催されましたので、レポートをお届けしたいと思います!


講師は、代表の稲葉繁先生、IPSG副会長の岩田光司先生です。

今回の実習は、すべて岩田先生に行っていただきます。


最初に稲葉先生から、顎関節症治療の流れについて講義がありました。


顎関節症の症状は一つではなく、様々な原因があるため、診査診断が非常に重要となります。


クローズドロック、口が開かないなどの開口障害がある場合、正しいセントリックの位置が記録できないため、まずはロックを解除しなくてはいけません。

マニュピレーションの方法などもわかりやすく解説がありました。


さて、今回ご協力いただく患者様は、私の娘のお友達のお父さんです。

5年連続で、私の友人で顎関節症の患者様にご協力いただいておりますが、周りを見渡すだけでも、これだけ顎関節症で悩んでいらっしゃる方がいることにビックリします。

私を含め岩田先生も患者様のお口の中を診せていただくのは初めてです。


事前にメールでいただいた症状は、以下の通りです。

・既往症ですが、20代の頃、何かを食べようと大きく口を開けて顎が外れました。
その時は、無理やり手で押し込み直しました。

・あと、24-29才頃に歯列矯正しました。
それ以前は、いわゆる受け口でした。

・その後も、硬いものを食べると、顎が鳴ったり、疲れたりします。
肩こりは昔からずっとあります。

・ちなみに顎がカクカクするのは、右顎です。
あと、指は2本は入りますが、3本は無理な感じです。

・直接関係あるかわかりませんが、就寝時に結構噛み締めているようで、起床時に顎が疲れた感じがあります。

・ざっとこんな感じですが、大丈夫でしょうか?
会社の検診でも、顎関節症の可能性があると言われて悩んでいたそうですが、どこへ行ったら良いかわからなかったそうです。

このように、顎関節症の要素がある患者様は沢山いらっしゃいます。


患者様のお口の中のレントゲン写真です。
大変綺麗な歯並びをされていて、歯周病もありませんし、修復物もわずかです。

理想的な歯並びのため、顎関節症と言われても、一見原因がわからないのではないでしょうか?


しかし、患者様は右の顎の痛みを訴えられておりますし、開口量は3.8ミリ。
関節円板にどうにか乗って口を開いているような状態でした。


胸鎖乳突筋の痛みが強くありました。


もちろん、右側の外側翼突筋の痛みもあります。


ドップラーによる、関節音の検査では雑音が認められました。


岩田先生による、上顎と下顎の印象、フェイスボウトランスファー、咬合採得が行われ、一つ一つの動作、大切なポイントを受講されている先生方に解説していただき、とてもわかりやすく理解も深まりまったと思います。


そして、模型診断は、中心位と中心咬合位のズレを調べ、チェックバイトで咬合器の矢状顆路角と側方顆路角の調整を行いました。


模型診断を行い、咬合からのアプローチで原因を探し出します。

咬合の知識が大変重要となりますが、この時点で岩田先生にはすべて明らかになっていたようです!

明日は、KaVo アルクスディグマⅡによる顎機能検査、咬合調整による治療の前後を記録します!


沢山勉強をした後の懇親会でのお酒は美味しいですね。

今回も、患者様に懇親会も参加していただき、これまでの悩みや症状をより詳しく聞くことができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。

そして、咬合の知識の重要性を改めて実感し、2日目の実習コースの期待も高まりました。

「顎関節症ライブ実習コース」〜後半〜に続きます!

▼レポート②はこちら
http://www.ipsg.ne.jp/gakuliveseminar201804-report2/

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