’17 3/26(日)第8回咬合認定医コース開催されました

レポート/Weber Dental Labor Gmbh 歯科技工士 石川太一

2017年3月26日に行われました、第1期 咬合認定医コース 最終回の模様をご報告させていただきます。

始めにIPSG代表稲葉繁先生より、顎咬合学会の認定医についての講義が行われました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
まず、人類の咬合学における歴史的考察が行われました。
その中でも、様々な咬合器の進化の変遷は、そのまま歯科医療の進化と直結するものであり、より重点的に解説していただきました。

本日は稲葉繁先生所有の様々な咬合器が展示され、実際に手に取ってみることができました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
金属でできた最初の咬合器であるGariotの咬合器や、下顎可動性咬合器であるEvansの咬合器が紹介されました。

その後のBonwillの業績や、その咬合器に顆路傾斜が30度ついたWeissの咬合器、Monsonの球面説について説明されました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
次にA.Gysiの業績やsimplex咬合器、Anatoform人工歯が紹介されました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
咬合認定医コース 最終回 レポート 
ゴシックアーチの描記については、Warnekrosの口内描記や、稲葉繁先生によって行われた模型にボールペンの芯をさしこんで描かれたものを説明していただきました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
その後カリフォルニアで誕生したGnathologieについて触れられました。

BBMcCollumによって発表されたヒンジ―アキシスや、それを実践しているE Stuart先生の理論を見せていただきました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
人の歯の萌出順にワックスを盛り上げていくVPeinのワックスコーンテクニックと、その後にそこから進化したPKトーマスの理論も解説され、その他、マイオモニターを制作したジャンケルソン先生、ISSを発見したランディーン先生、デナーの咬合器を作ったギシェー先生、ポッセルトフィギアを書いたウルフポッセルト先生の紹介がありました。

このような歴史的考察については、単なる時間の流れと事象を追うことだけにとどまらず、それに付随する先人たちの進化の過程を追体験することによって、今の私達の技術や知識をより深めていくことができる点において、非常に有効であると感じました。

午後は、稲葉繁先生のドイツ式の口頭試問による試験が行われました。

日本式の画一的な全国一斉テストのようなものではなく、プロフェッサー独自のオリジナリティー溢れる一問一答は、咬合認定医を一年間受講された先生方にとって、手厳しい中にも愛情の感じられるものであったようでした。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
咬合認定医コース 最終回 レポート 
卒業試験は、受講した先生方全員が無事めでたく合格され、咬合認定医のサーティフィケートが授与されました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
卒業試験の後、上野池之端の東天紅にて懇親会が催されました。

咬合認定医コース 最終回 レポート 
中でも印象的だったのは、各先生方がお1人づつ、この一年間の感想を述べられた時でした。
今回の咬合認定医コースを受講するに至るまでの経緯や、それまでに考えていたこと。受講する中で変化していったことや、受講し終えて今考えていらっしゃる事など、熱い思いをお聞きすることができました。

<<受講された先生方のご感想>>

▼このコースは確実に自分を歯科医師として成長させてくれました。
歯科医師人生としての分岐点になったと思います。有難うございました。
今後ともご指導宜しくお願いします。知識面でまだまだ勉強不足なので努力していきたいと思います。

▼日頃の臨床に疑問があるまま診療している方、
咬合が全くわからないという方、いろんな方がいますが歯科医師の方、
全員におすすめしたい勉強会です。

▼歯科医師人生が大きく変わりました。仕事が楽しくなりました。
これをきっかけに勉強への意欲がさらに湧きました。

▼咬合の大切さを患者さんに伝え、長期に安定された咬合をつくっていけることを目指していきたいと思っています。稲葉先生のよく言われるパーツ屋さんの仕事にならないように誇りをもってやっていきたいです。

▼咬合を学ぶ上でシステムのみを学ぶのではなく、咬合の成り立ち、つまり咬合学の歴史からひも解く必要があることを受講してひしひしと感じることができました。非常に有意義となり、財産となりました。
有難うございました。ここからがスタートととらえ、頑張ります!

▼1年間有難うございました。何を聞いても答えが返ってくる
稲葉先生は本当にすごいです。勉強したことを活かすためアドバンスコースみたいなのやフォローアップがあれば良いなぁと思いました。

▼咬合・補綴のみならず歯科医療全般に渡って疑問に対して明確にお答え頂くことができ、そこから派生した話も興味深いものでした。少人数精鋭で何でも質問できるという点が大きい勉強会やセミナーに比べて良い点です。

▼咬合についての体系的な知識、診断、技術等が学べます。またコースを通じて出会った先生は生涯の財産になりました。
是非正しいやり方を学んで頑張って頂きたいです。



その後稲葉繁先生より、今後ご活躍するであろうこの第一期咬合認定医の先生方に対する、激励のお言葉をいただき閉会となりました。


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