Q.パーシャルデンチャーの大連結子について詳しく教えてください

Q.パーシャルデンチャーの大連結子について詳しく教えてください。

A.大連結子には各種様々なものがありますが、その目的に応じて使い分けます。
歯列の左右を連結、強化することで義歯の安定を図る目的で使用することが多いと思います。


その種類は目的に応じて多くあります。

我が国では単に両側の欠損部位を連結するための装置として用いられていますが、ドイツの教育では残存歯を護るための設計がされています。

日本の大学では主に上顎に用いるパラタルバーが主流で、前、中、後、側バラタルバーとして単に口蓋の部位により使い分けています。
バーにより残存歯を護るような概念はありません。

下顎に用いるものはリンガルバーですが、形態によりリンガルバー、リンガルプレート等分類されているに過ぎません。

上顎の両側遊離端欠損の場合、口蓋を避け馬蹄形の、いわゆる無口蓋義歯をよく見かけますが、残存歯に負担をかける最も良くない設計です。

パーシャルデンチャーの設計では静力学設計が大切です。

前述の両側遊離端欠損においては残存歯に負担を掛けないためには最も遠い所にバラタルバーを設置することが効果的です。

従って口蓋の最後方部であるアーラインに一致した所に幅8mm~1cm程度の後バラタルバーを設計をします。

この様な口蓋の最後部にバーを置くと嘔吐反応が出ないか心配されますが問題はありません。

また、ドイツ式義歯における特徴的な設計として、片側遊離端と反対側の中間歯欠損が存在するコンビネーションのケースに使われるトーションバーとシュパルテがあります。


これらは片側遊離端に咬合力が掛かった時、その力が直接維持歯に掛からないよう緩衝役として働くように考慮している設計となっており、日本では見ることがない方法ですが、舌の動きを妨げる事がないため、患者様の違和感もほとんどないので、どうぞ試してみてください。


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