Q.可撤性テレスコープにすることで、インプラントと天然歯の連結は可能でしょうか?

Q.インプラントの上部構造を可撤性テレスコープにすることによって、得られるメリットはどのようなことがあるでしょうか?

また、インプラントと天然歯の連結が可能なのかも含めて教えていただきたいと思います。

A.現在インプラントの上部構造は固定性補綴物で行われるのが普通です。

現在の日本の歯科医療は、主にアメリカから影響を受けています。

アメリカのインプラント上部構造も固定性補綴物で行われるのが普通です。しかしすべてのケースで固定してしまう事は危険も伴います。

現在、インプラントは天然歯と連結できないと言われています。

インプラントには歯根膜が無く、インプラント体と歯槽骨は直接インテグレーションしていますので、歯根膜の様に全くクッション性がありません。したがって、天然歯と連結する事は好ましくありません。

極端な例では、少数残存の歯列では、あえて天然歯を抜歯までして、全てをインプラントに変えてしまう様な常識を逸脱した様な事も行われている様です。

ドイツでは、以前から可撤式補綴が多く行われており、特にテレスコープシステムを利用した可撤式補綴がさかんに用いられて来ました。

テレスコープシステムは歯根膜負担から粘膜負担のケース迄の症例に応用する事ができます。
これを応用する事で、可撤式補綴物で天然歯とインプラントにの連結が可能となります。

可撤性テレスコープにする事により、上部構造を患者様が自由に取り外し、プラークコントロールができるため、衛生的となります。
さらに可撤する事ができるため、危機管理ができ、支台歯あるいはインプラント体にトラブルを生じても可撤する事で対応する事ができます。

ドイツにおけるインプラントとテレスコープを使用した補綴法の第一人者である、チュービンゲン大学のWEBER教授が25年4月27日にIPSG包括歯科医療研究会の招きにより来日し、テレスコープシステムとインプラントを複合させた補綴について20年の長期症例を交えて講演して頂きますので、ぜひご参加の程お願い申し上げます。

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