IPSG Scientific Meeting 2019~学術大会~が、12/15(日)に開催されます。
今年のテーマは『CHANCE』。
キューリー夫人の言葉に「チャンスというものは、準備を終えたものだけ、微笑んでくれるものである」があります。万全の準備の下に大仕事はなされるものです。
今年の特別講演では元国際緊急援助隊、ニューヨーク州救急隊員サニーカミヤさんをお招きしました。
元国際緊急援助隊。元ニューヨーク州救急隊員。台風下の博多湾で起きた韓国籍貨物船事故で4名を救助し、内閣総理大臣表彰受賞。人命救助者数は1500名を超えるという、レスキュー隊のスペシャリストです。
本年は顎関節症を取り上げてみたいと考え、教育講演として愛知学院大学生理学教室 教授 平場勝成先生をお招きして、顎関節の解剖と外側翼突筋の働きについて講演をしていただきます。
代表講演では「私の顎関節症の足跡」と題し発表いたします。
受賞公演では顎咬合学会 学術大会において矢澤賞を受賞した小西浩介先生、モリタ賞を受賞した歯科技工士、石川太一先生に発表していただきます。
教育講演のⅡとして岩田光司先生に顎関節症の画像診断について講演していただきます。
一般公演では今年から稲葉歯科医院に勤務した林聡一先生には初めての上下同時印象をした総義歯を発表していただきます。
VIP会員発表では福永朋美先生にはテレスコープデンチャーを応用した症例、高瀬直樹先生には顎関節症の治療について発表していただきます。
「義を見てせざるは勇なきなり」人としてなすべきことと知りながら、それを実行しないのは勇気が無いからであるといわれています。
チャンスの神には前髪しかありません。
学術大会で学んだことをチャンスととらえ、すぐに実行し日常臨床の向上に役立ててほしいと願っています。
IPSG Scientific Meetingとは?
IPSGでは一年に一度、IPSGに関わっていただいている先生方が一同に介し、その年の症例の報告やさまざまな情報を共有する場を設けております。講演ではIPSGが特化しているテレスコープや上下顎同時印象などの技術と絡めて、先生方の学んでいる内容を共有していただきます。
IPSGの臨床内容や雰囲気を体感していただくのはもちろん、先生方との交流が図れる場となりますので、IPSGのセミナーなどにご参加されたことのない先生方も、ぜひお気軽にお申込みくださいませ。

講演内容
◆代表講演:稲葉繁先生
IPSG包括歯科医療研究会 代表
『私の顎関節症治療の足跡』
私は1964年に大学を卒業後大学院へ進み、当時はまだ歯科医学は理論的ではなく教材も少なかった頃から顎関節症を学んで参りました。
カリフォルニアからナソロジーが入ってきて、始祖といわれるスチュアート先生、PKトーマス先生から咬合学を学びました。さらにギシェー先生から咬合病、クローポールセン先生顎関節症の治療から筋触診法を学びました。
一方ヨーロッパの情報は少なく、チュービンゲン大学のシュルテ教授のシステム化した顎関節症の治療を学び今日に至っております。
その後独自の方法を完成し現在に至っており、最近の症例を交えながらその足跡を訪ねることにしたいと思います。
◆教育講演:特別ゲスト 平場勝成先生
愛知学院大学 歯学部生理学講座 教授
『顎関節症に関係する解剖と生理 ー外側翼突筋の働きー』
顎関節症における最新の解剖学、生理学の視点からそのメカニズムをお伝えします。
顎関節の動きをよりクリアにイメージできるようになるのではないでしょうか。
◆教育講演Ⅱ:岩田光司先生
IPSG包括歯科医療研究会 副会長
『顎関節症の画像診断』
開業医でできる顎関節症のパノラマX線所見や下顎頭位置を判断するCT・MR画像の解釈を説明します。
また、画像診断をもとにした治療方針・目標顎位についてお話します。
◆受賞講演:小西浩介先生
IPSG包括歯科医療研究会 認定講師
2012年3月 東京歯科大学 卒業
下記数々の賞を受賞!
第34回日本顎咬合学会 優秀発表賞 受賞
第36回日本顎咬合学会 カボデンタル賞 受賞
第37回日本顎咬合学会学術大会 全国若手登竜門にて矢沢賞受賞
『コーヌスクローネを応用する咬合再構成 ~その留意点と対策~』
本発表での症例報告を通じて、コーヌスクローネの臨床操作ならびに咬合再構成での診査診断における自身の留意点と対策を述べる。
またドイツのハイデルベルク大学附属病院で行われてい る各種テレスコープシステムの最新事情と今度の展望についても報告の予定です。
◆受賞講演Ⅱ:石川太一先生
Weber Dental Labor 所属
『可撤性義歯を用いて咬合再構成を行った症例』
◆VIP会員発表:福永朋美先生
福永歯科医院 院長
『テレスコープデンチャーを応用した症例』
◆VIP会員発表Ⅱ:高瀬直樹先生
たかせ歯科 院長
『顎関節症の治療』
◆一般講演:林聡一先生
稲葉歯科医院 所属
高校卒業後
2008年ドイツのFC Nürnberg süd, FCV Erlangen brück に、2年間在籍
2018年 鶴見大学歯学部 卒業
『歯科医師一年目の症例』
今年4月から稲葉歯科医院で歯科医師として歩み始め、稲葉繁先生や IPSG包括医療研究会で学んだことを実践した症例を報告します。
上下顎同時印象法によるシュトラックデンチャー及び片側遊離端欠損患者に片側リーゲルテレスコープを適応した症例などを発表します。

現在/一般社団法人 日本防災教育訓練センター 代表理事、危機管理アドバイザー
経歴/元福岡市消防局レスキュー隊小隊長。元国際救急援助隊所属。元ニューヨーク州救急隊員。内閣総理大臣表彰受賞。日本と米国での人命救助者数は1500名を超える。
『今から出来る防災準備と災害時の歯科保険医活動』
発災時、身を守るは「適時性」「先行性」「並行性」「完全性」の4つの軸 (原則)を考慮しつつ、「全体最適の視点」を持って、自ら判断を下すことです。
大切な人を失わないために、知っておくべき大切な事をお話しいただきます。
また、災害時における歯科関係者の活動内容についてもお話しいただき、いざという時のために役立てていただきたいと思います。
日時、開催場所
セミナー概要 | |
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研修名 |
IPSG Scientific Meeting 2019 学術大会 |
研修日程 |
12月15日(日) |
時間 |
9:00~17:30 ※開場9:00、開始9:20 ※プログラムを下部に掲載しております、クリックにて拡大可能です |
費用 (税込) |
25,000 円 |
定員 |
80名 |
開催場所 |
◆御茶ノ水ソラシティ:ルームB 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4丁目6 JR 中央・総武線 御茶ノ水駅 聖橋口 徒歩1 分 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2 出口直結 |
その他 |
学術大会発表時の録画、録音、撮影はご遠慮下さい。 |
※振込受領書をもって領収書に代えさせて頂きます。 ※振込手数料はご負担お願い致します。 ※ご入金をもってお席確保とさせて頂いております。 |

交流会/望年会 | |
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時間 |
18:00 より |
望年会費 (税込) |
15,000 円 ※ ドレスコード:アニマル ※ 望年会にご出席の方は、学術大会費用と合算でお振り込み下さい ※ IPSG会員以外の方もご参加可能です |
開催場所 |
◆ホテル東京ガーデンパレス |
お申込み方法
IPSGセミナーお申し込みページの「12月15日(日) 学術大会」にチェックをしていただき、必要事項をご記入の上送信してください。なお、望年会出席に関しましては、備考欄に参加有無、人数をご記入いただけると助かります。
▼IPSGセミナーお申し込みページ

皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。