Q.Slidin centric、Pointin centric、Widecentric、Longcentricとはどのような意味なのでしょうか?

Q.Slidin centric、Pointin centric、Widecentric、Longcentricとはどのような意味なのでしょうか。

咬合調整の時、意識した方がよいことなどあれば、ご教授いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

A.まず初めに顎関節の最も安定する位置として中心位について説明します。
中心位という言葉を最初に使ったのは、ナソロジーの始祖の一人であるB.B.McCollumで、1921によって名付けられた用語です。

当初、は中心位は下顎を最後方位押し付けたみ位置で開閉すると安定した軸で再現できることから、ここを中心位と定め、咬合を再現する方法を発表しました。

その後、ナソロジーではStuartらによってRUMポジションとして、最後退位を中心位として咬合構成を行なってきました。

しかし、1973年にCelensaによって最後退位で装着されたリハビリテーションの、予後の精度を計測した結果を発表しました。

それによれば、32症例の内,30症例に咬頭嵌合位とのずれが0,02〜0.36あったという報告がありました。
それ以後、中心位は下顎頭は前上方にある事が望ましく、関節円板の再薄部に位置する部が中心位として理想であることとなったのです。

この位置は、歯列とは何ら関係ありませんが、歯列の咬合状態が咬頭嵌合位の時、顎関節が中心位をとるのが理想であることから、咬合を中心位に導く方法が考えられました。

最も理想的な関係は中心位と咬頭嵌合位が一致することです。
これが『Point in centric 』です。

しかし、多くのケースで不一致であるとが多く、中心位で下顎を閉じて行くと、どこか最初に閉口路を邪魔をする接触があります。

これを中心位の早期接触と呼び、しばしば顎関節に悪い影響を与えてしまいます。
これが『Slid in centric』です。

そこで、これを調節するために咬合調整を実施します。
顎関節を安定させながら咬頭嵌合位を作ることが非常に大切です。

中心位と咬頭嵌合位の間で、下顎頭を安定させるためには、高さの変化をさせず、水平に保つ必要があります。
その結果、生まれたのが『Wide centric』や『Long centric』です。

すなわち、中心位から咬頭嵌合位の移動に対し直線移動をしたり、幅を持たせる方法のことです。

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