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Q:前歯の傾斜がきつい(ストレート)患者様の咬合で、気をつけたほうがいいことはありますか?

Q.前歯の傾斜がきつい(ストレート)患者様の咬合で、気を付けたほうがいいことがあれば教えてください。
A.前歯の傾斜がきついケースの場合は問題点が多く、このような場合には下顎の前歯が上顎の歯頸部を噛んでいることが多いです。対処が難しいケースです。

通常の場合には、矢状顆路に10度程度の傾斜を加える程度の角度、いわゆる矢状切歯路角とすることにより臼歯の離開が得られますが、咬合が深い場合には離開する度合いが多くなり、上顎の前歯に無理が掛かるか、顎関節が後ろに押し込まれることが多く、顎関節症になりやすいともいわれています。

したがって、根本的に治療する場合には矯正治療を行うことがすすめられます。

このようなケースは遺伝的なことが多く大変難しいと思います。
臼歯を失うことにより益々難しくなりますから、臼歯のサポートを失うことの無いように注意する必要があります。

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IPSG YouTube チャンネルにて矢状顆路角と矢状切歯路角が臼歯に与える影響について詳しくお伝えしております。

歯科医師、歯科技工士人生が、たったの10分で変わってしまうような動画ですので、ぜひご覧いただけると嬉しく思います。

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