Q.脳卒中で麻痺のある入れ歯の患者さんへの対応を教えてください

Q.脳卒中で麻痺のある入れ歯の患者さんへの対応を教えていただけますでしょうか?

A.超高齢社会が到来し、高齢者の持つ基礎疾患が急激に増加しました。
そして、病気の発症と同時に救急救命の対策も十分に行われるようになりました。
結果、後遺症を持った人々が大変多く見られます。

脳卒中の発症後は救命処置が施され、幸いリカバリーが奏功した後、リハビリテーションに取り組むことになります。

その後、脳卒中の後遺症として片麻痺を持った人々が歯科医院を訪れたり、介護施設において遭遇する機会が増えてきました。
脳卒中が起きた場所により、片麻痺が現れます。

麻痺を伴う人の特徴として、左右何らかの四肢の麻痺と共に、顎口腔機能にも麻痺が現れ、摂食、咀嚼、嚥下機能が障害されます。
リハビリテーションは病気の発症前の健康な状態に戻し、元の社会生活に近付けるのが目的です。

しかし、現在のリハビリテーションでは理学療法士(PT),作業療法士(OT),言語聴覚士(ST)により、その専門知識により効果的に行われていますが、歯科の分野では未だ緒に付いたばかりで未開拓の分野です。
歯科の分野では片麻痺の特徴として、正中を堺として左右いずれかに特徴が現れます。

リハビリテーションは健常側の訓練により、患側の機能をカバーさせることを目的としています。
麻痺側の回復は期待していません。

片麻痺患者では、食物の咀嚼時に患側に食物残渣が停滞し、食後に麻痺側の齦頬移行部から歯列にかけて沢山の残渣が停滞します。
その結果、麻痺側がカリエスの多発が起きます。

義歯の場合には頬側の研磨面に沢山の残渣が付着してしまうが本人は全く気が付いていません。

私はこのような脳卒中の後遺症がある患者に対する歯科からのアプローチとして、顎機能訓練機ラビリントレーナーを開発しました。

その目的は
1.正しい嚥下機能の確認と強化
2.咀嚼筋の強化
3.口腔周囲筋の強化
4.舌の正しい使い方の訓練
5.正しい鼻呼吸の訓練
6.正しい発音の回復
7.唾液の分泌増加
などで、その効果は顕著に表れています。

現在、様々なケースにラビリントレーナーを用いておりますが、その効果は想像を超え、脳卒中の麻痺患者、摂食嚥下機能の回復、正しい呼吸機能の獲得などに応用し、大きな効果をあげています。

IPSGの研修では筋機能療法の研修会を開催し、IPSG会長の飯塚能成先生とラビリントレーナーの実習を行いますのでご参加下さい。



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