Q.スチュワートグルーブとは、どこにある溝でどのような役割があるのでしょうか?

Q.スチュワートグルーブとは、どこにある溝でどのような役割があるのでしょうか?

A.ご質問ありがとうございます。

スチュワートグルーブは上顎第一大臼歯の咬合面に作られる溝です。


上の写真で緑色の線です。

天然の歯は素晴らしい機能を持っていますが、スチュワートグルーブはありません。

上顎第一大臼歯の中心窩から平衡側へ抜ける、最も大きな咬頭である舌側近心咬頭の内斜面がたびたび、ファセットでピカピカ光っているのを見たことがあるかと思います。

それは、対合歯の下顎第一大臼歯の遠心頬側咬頭の内斜面との間で、平衡側の干渉を起こしているためなのです。

そこでワックスアップの際、最初から干渉が出ないように斜走隆線に沿って、中央窩から咬頭頂に向かって溝を形成し、咬頭頂が通り抜けやすいようにしたのがスチュワートグルーブです。

先週お伝えした斜走隆線と平行な溝で、チャールス・E・スチュワート先生の名前がつけられています。
(斜走隆線は水色で書かれた大きな隆線です)

先日開催された『咬合治療の臨床』のご報告にスチュワートグルーブ、斜走隆線について、わかりやすく写真を足してみましたので、ご覧ください。

とても大事なことなので、ぜひ覚えていただきたいと思います。

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