’20 8/9,10(日,月)『顎関節症ライブ実習コース ~咬合からのアプローチ~』開催されました②

2020年8月9・10日の二日間に渡り顎関節症Live実習が開催されましたので報告させていただきます。

今回は二日目の様子をレポートしていきます。

まず初めにドップラー聴診器を用いて関節雑音を聴診します。


ポイントとしては、浅側頭動脈を聴診し、そこから関節円盤の位置に聴診器を移動させていきます。

次にARCUSdigma2を用いた顎運動検査のIPSG包括医療研究会認定講師 小西浩介先生に講義していただきました。

とても分かりやすい解説と共に、検査をしていただきました。


検査結果を見ても、顎運動の波形が悪く回転運動のみ行われていることがわかります。


この検査結果を踏まえマニピュレーションを行い、関節円盤を復位させ、咬合調整を行って顎関節症の原因の除去をしていきます。


数カ所、ほんの少しの咬合調整行っただけで、開口量は42mmまで開くようになりました。

患者様は口の中が広くなった!と驚かれていました。

稲葉先生が常々おっしゃられている様に「咬合調整は顎関節の位置を正すこと。」ということを実際に体現されていました。

術後、再びARCUSdigma2を用いた顎運動検査を行います。


波形からもわかるように、下顎運動が回転運動のみだったのが、滑走運動も加わり、動きがとても良くなったことがわかります。

この図は最大開口時の術前術後比較画像です。


ARCUSdigma2で検査を行うと、この画像のように視覚的にわかりやすく、患者様への説明にもとても役立ちます。

現在、顎関節症と咬合は切り離されて考えられてしまっています。

しかし先人の中には顎関節のことを「第四大臼歯」というほど、咬合との関係を強く唱えている方もおられます。

このIPSG包括医療研究会で行う顎関節Live実習に参加して頂ければ、顎関節と咬合の関わりを実感として理解していただけるのではないかと思います。

その後質疑応答・サティフィケートの授与をし、終了となりました。

参加していただいた受講生の先生方、2日間と短い時間でしたがありごとうございました。

また拙い文章ですが、最後までご愛読ありがとうございました。

稲葉歯科医院 歯科医師 林聡一

<<受講された先生方のご感想>>
▼稲葉先生が集められた知識を集約された治療方針を聞くことができて大変勉強になりました。
有難うございました。

▼まだ最初のスタートですが、考えから学べることができてよかったです。
まずは咬合器付着をどんどんしていきたいです。

▼歴史が色々聞けたので大変勉強になりました。
実際に患者さんを入れての過程をみれたのですごく良かった。

▼顎関節症の原因の理論、中心位のとり方。付着の方法、咬合調整の方法、マニピュレーションの方法を学ぶ事ができてよかったです。

▼もっと積極的に咬合器にマウントして咬合診査をやらないと。
やりたいなと思いました。

▼最小の介入で最大の効果をあげるIPSGの哲学が非常に発展し、日々進化しているのがよくわかりました。
状況の変化に臨機応変に対処することが大切だとおもいました。
そのためには常に知識、臨床技術の向上が欠かせないものだと改めて認識しました。
岩田先生、小西先生、林先生もものすごく発展していて驚きました。
また受講生の若い先生たちの熱気でIPSGがますます発展していくことを確信しました。ありがとうございました。

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