Q.総義歯の咬合高径はどのように決めたらよいのでしょうか?

Q.総義歯の咬合高径はどのように決めたら良いのでしょうか?

A.総義歯の咬合高径の決定の仕方との事ですが、これは総義歯の大きなテーマです。
咬合高径の基本は、天然歯列の持っている中心咬合位の臼歯の高さです。

しかし、総義歯では全ての歯を失った状態となりますので、高さの根拠になるものがありません。

咬合高径を決定する方法には、多くの方々があります。筋肉の触診法、発音法、筋電図法などがありますが、決定的なものがありません。

そこで有効な方法は計測法です。代表的なものはウィリス法です。

これは顔の比例法で、内眼角から上下の口唇を閉じた線までの距離と、鼻下点から頤下点までの距離が等しいということを根拠にした方法です。

この方法は、元々ダビンチの比例法を根拠にしたもので、顔のいくつかの点を結んだ長さが等しいという法則を応用したものです。

具体的には、顔を三分割した長さと、内眼角から口唇線までの距離が等しいという法則です。これは瞳孔間距離とも等しく、臨床では応用し安い計測法です。

私は、印象を採る前にあらかじめ咬合高径を決定した後、上下顎を同時に印象する方法をおこなっていますが、その際は上下の模型の計測法を用いています。
具体的には、上唇小帯の最深部から下唇小帯の最深部までの距離を測り、決定する方法です。

この距離は日本人の場合平均40mmで、小さい人では38mm、大きい人では42mmを与えれば、ほとんど問題なく解決します。
どうぞお試しください。


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